野菜のうま味やコクがたっぷりの野菜だしは、スープにしたり鍋のベースにしたりとさまざまな料理に使用できます。今回は野菜だしを使ったおいしいスープレシピや使うメリット、おすすめ商品などをご紹介します。

<目次>

①野菜だしってなに?

②ブイヨン?コンソメ?野菜だしの違い

③野菜だしを料理に使うメリット

・栄養が豊富

・手軽に野菜スープが作れる

・レシピの幅がひろがる

④おすすめの野菜だし

⑤野菜たっぷり!野菜だしのスープアレンジレシピ

⑥野菜だしはどこで購入するのがおすすめ?

⑦野菜スープで体を整える

①野菜だしってなに?

野菜だしとは、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、にんにく、セロリなどを入れて煮込んだ、だしのこと。一般的に販売されている野菜だしは、調味料や白ワインなどで味つけされているので、そのままスープとしてもおいしく飲めます。

ブイヨン?コンソメ?と野菜だしの違い

ブイヨンとコンソメは見た目が同じで、使用する用途も変わらないので「違いがいまいちわからない」という方も多いのではないでしょうか。ブイヨンは、フランス料理のスープのベースに用いられるもので、日本のだしの役割をします。ブイヨンには、牛すね肉、鶏肉、鶏ガラ、玉ねぎ、にんじん、セロリ、ネギ、ハーブが材料となっています。ブイヨンは主にスープのベースとなるものです。

一方コンソメはブイヨンに、さらに味付けを加えたスープのこと。ブイヨンに、肉や魚、野菜などの具材を入れて煮込み、さらにこして味付けをします。日本で販売されているコンソメは、このスープを固形や顆粒状にしているものです。

野菜だしは、主に野菜の具材をベースとして煮込んだものに、味付けをしているので、コンソメに近い役割をしています。

野菜だしを料理に使うメリット

名前の響きだけでも体によさそうな「野菜だし」はどんなメリットがあるのでしょうか。ここからは、野菜だしを料理に使うメリットをご紹介します。

・栄養が豊富

野菜だしの具材はにんじん、セロリ、玉ねぎ、にんにくなど野菜が中心なので、栄養が豊富です。野菜をコトコト煮込むことで、うま味と栄養素がたっぷり溶け出します。野菜はもともと、免疫力アップや抗酸化作用があるといわれているので、健康や美容にもよいとされています。

・手軽に野菜スープが作れる

コーンポタージュやヴィシソワーズ、キャベツのスープやトマトスープなどさまざまな野菜スープのベースに、野菜だしは大活躍します。もともとが野菜ベースでできているので、多くの野菜スープにも調和する味わいです。野菜のみで作るスープよりも、コクのある味わいの仕上がりになります。

・レシピの幅がひろがる

味に深みを出す野菜だしは、スープ以外にも多くの料理に使えるので、料理の幅がひろがります。カレーや洋風鍋などの煮込み料理、野菜や肉の炒め物、チキンライスやピラフに、さっと混ぜるだけです。調味料のみの味付けよりも、野菜の風味がプラスされとてもおいしくなるはずです。

おすすめの野菜だし

固形や顆粒状のコンソメは、一般的に販売されているのを見かけることが多いものです。一方、野菜だしはだしパックの人気が高いです。だしパックなら、野菜だしの入った袋を煮込むこともできますし、袋をやぶいて中身をそのまま煮込むこともできます。

堅魚屋ショッピングサイトで販売されている『一番だし 野菜だしパック』は、やさしい味わいの野菜だしで、大人からお子様まで人気のおすすめ商品です。キャベツ、淡路島産玉ねぎ、にんにく、人参、ローレル、ローズマリー、タイムを具材とした、野菜風味豊かなコンソメ味に仕上がっています。保存料、化学調味料不使用なのもうれしいポイント。

また、だしパックになっているので、簡単に調理ができます。鍋に水をはり、だしパックを入れ、火にかけて沸騰後、弱火にして3分程度煮だすだけです。味がしっかりついているので、そのままスープとしても使用できるほか、だしパックの袋をやぶいて、中身を料理にふりかけトッピングとしても使えますよ。時短料理にもなります。

おすすめ野菜だし「一番だし 野菜だしパック」https://www.katauoya

野菜たっぷり!野菜だしのスープアレンジレシピ

・野菜出汁パックを使った枝豆のヴィシソワース

(堅魚屋ショッピングサイトより)

野菜だしパックからそのまま煮込むだけのヴィシソワース。野菜だしがベースになっているからまろやかで甘みのある味わいに仕上がります。

野菜だしパックからそのまま煮込むだけのヴィシソワース。野菜だしがベースになっているからまろやかで甘みのある味わいに仕上がります。

<材料>(2人分)

・枝豆(茹でた状態) 100g

・じゃがいも 1個

・水 200cc

・牛乳 100cc 

・一番だしパック野菜 1パック

・オリーブオイル 大さじ1/2

・ブラックペッパー、オリーブオイル 適量

<作り方>

  1. 枝豆を塩ゆでしてサヤから取り出す
  2. じゃがいもは皮をむき薄切りにして、フライパンにオリーブオイルを入れ炒める
  3. 水、枝豆、だしパックの袋の中身を入れ、じゃがいもがやわらかくなるまで煮る。(枝豆は飾り用に3粒ほど残しておく)
  4. 粗熱が取れたら牛乳を入れミキサーにかけ滑らかにして、冷蔵庫で冷やす
  5. 器に盛りつけたら飾り用に残しておいた枝豆をのせて、お好みでブラックペッパーやオリーブオイルをかける

※おすすめポイント

温かい状態ではなく、冷やしてから味を整えてみてください。冷めてからの方が塩味の強さがわかりやすいです。

・キャベツとベーコンの野菜スープ

野菜の甘みが楽しめるキャベツとベーコンの野菜スープです。野菜だしがベースになっているので、素材の味を楽しめます。

<材料>(2人分)

・ベーコン 2枚

・キャベツ 2枚

・玉ねぎ 1/2

・にんじん 50g

・野菜だしパック 1袋

・水 40㎖

・塩、コショウ 少々

<作り方>

  1. ベーコンを1cm幅、キャベツは太めの千切り、にんじんは1cm角、玉ねぎは2cm幅のざく切りにする
  2. 鍋に、水、野菜だしパックの中身を入れて沸騰させる
  3. 沸騰したら、キャベツ、玉ねぎ、にんじん、ベーコンを鍋に入れ再び沸騰させ、弱火で煮込む
  4. 野菜がやわらかくなったら、塩、コショウで味を整え、器に盛れば完成

※おすすめポイント

  野菜だしの味がしっかりとしているので、塩、コショウは味を整える程度でOKです。

・野菜と豆のミネストローネ

トマト風味のミネストローネは、お子様にも大人気。野菜だしの味わいで、スープ全体がまろやかに仕上がります。

<材料>(2人分)

・玉ねぎ 1/2

・にんじん 50g

・じゃがいも 1個

・大豆の水煮(市販) 50g

・オリーブオイル 大さじ1

・水 200㎖

・野菜だしパック 1パック

・トマト缶 1/2缶

・砂糖 大さじ1/2

・粉チーズ お好みで

<作り方>

  1. 玉ねぎ、にんじん、じゃがいもは1cm角に切る
  2. 鍋にオリーブオイルを入れて、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを入れて玉ねぎがしんなりするまで炒める
  3. 鍋に水、野菜だしパックの中身、トマト缶、砂糖、大豆の水煮を入れて煮込む
  4. 野菜が柔らかくなったら器に盛り、粉チーズをかける

野菜だしはどこで購入するのがおすすめ?

野菜だしは、スーパーや専門店でも購入できますが、さまざまな種類から選びたい方は、インターネット通販がおすすめです。 「野菜だし」と検索すると、だしメーカーこだわりの商品情報を見つけることができます。厳選素材でブレンドされた、便利なだしパックタイプも多く販売されていますよ。メーカーのホームページなら、一覧から野菜だしの他にも多くのだし商品を選べ、セット売りや定期購入サービスなどお得に買えるサービスも利用できます。自分好みのだしを探してみてください。

野菜スープで体を整える

今回は、野菜だしのご紹介をしました。野菜だしを使った野菜たっぷりのスープは体を整える料理としてもおすすめです。

季節の変わり目など、なんだか体調が不安定だなと思うときやお肌の調子が整わないときなどに、食物繊維たっぷりの野菜スープはおすすめです。肉を使わない野菜スープにすれば、毎日続けることでとダイエット効果もありますよ。

野菜スープは、自宅の冷蔵庫にある余った野菜でも手軽に作れます。普段の食事の一品に加えれば、料理のレパートリーもひろがるはず。

ぜひこの記事を参考に日々の料理に野菜だしを活用いただけるとうれしいです。