栄養たっぷりの野菜は、健康維持には欠かせない食材!日常的に多く摂り入れたいですよね。たっぷりの野菜とだしを煮込んだスープは手軽に調理できるのでおすすめ。今回は野菜スープの作り方やアレンジレシピをご紹介。和風だしとは違った魅力がありますので楽しんでページを開いてくださいね。

目次

①体にいい!野菜スープの魅力

 栄養たっぷりの野菜

 意識しても摂るのが難しい野菜

 低カロリーな野菜はダイエットにも

 味覚を育てる離乳食からも

②おいしい野菜スープのベースはだし

 ・どんなだしを選んだらいいの?

 ・ブイヨン?コンソメ?の違い

③野菜スープに使うだしはどこで買える?

④野菜スープの基本的な作り方

⑤野菜だしで作るおいしい野菜スープレシピ

 ・春野菜たっぷりのポタージュ

 ・枝豆のヴィシソワーズ

⑥野菜だしは料理にも大活躍

・海老とナスのトマトクリームライス

⑦旬の野菜を使った「野菜スープ」で毎日の食事に彩を

①体にいい!野菜スープの魅力

「野菜は体にやさしい」というのは、皆さんが知っていることであると思います。

野菜はどうして体にいいのでしょうか?まずは野菜の栄養素や効果を深堀りし、野菜スープの魅力にせまります。

・栄養たっぷりの野菜

独立行政法人 農畜産業振興機構のホームページの「野菜ブック」(https://www.alic.go.jp/y-suishin/yajukyu01_000313.html)の情報よると、野菜の品種や産地、生産量や栄養素を確認することができます。

野菜を多く摂取した日はなんだか体がスッキリと感じるという方もいるのではないでしょうか。

野菜には、ビタミン、ミネラル、食物繊維といった体を整える栄養素が豊富で健康維持に効果てき面。抗酸化物質も含まれているので、生活習慣病の予防老化防止や免疫アップにもつながります。

体のバランスを取り、整えるためには野菜の栄養素は必要。積極的に摂っていきましょう。

・意識して摂るのが難しい野菜

厚生労働省では、健康の維持と生活習慣病の予防をするため、1日の野菜の摂取量の目標値を350gとしています。

しかしながら、平成30年厚生労働省が行った「国民健康・栄養調査」では、野菜類平均摂取量が成人男性で約290g、女性で約270gと目標値より少なくなっています。

たしかに、毎日350gの量をきちんと摂っているかと考えると料理だけで摂り入れていくのは難しいかもしれません。

健康志向が強くなる昨今、野菜を摂取したいという意識はあるものの実際にはうまく取れていないという現状があるようです。

(厚生労働省 eヘルスネットホームページより https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-015.html) 手軽に野菜を摂れるレシピのストックを持っている必要がありそうですね。

・低カロリーな野菜スープはダイエットにも

低カロリーな点も野菜の魅力のひとつです。

代表的な例では、生キャベツ100gあたり23カロリー、茹でた人参100gあたり36カロリー

程で非常にカロリーが低いです。

野菜の栄養成分表示については、独立行政法人 農畜産業振興機構のホームページの「野菜ブック」日本食品標準成分表2015(抜粋)https://www.alic.go.jp/content/001162820.pdf

一覧より確認することができます。

低カロリーの野菜を日々の生活に摂り入れることは、ダイエットにも繋がります。

調味料にはカロリーがあるので、調味料のつけすぎには要注意です。食品成分表示をしっかりチェックしましょう。

野菜だしの味付けのみの野菜スープであれば、素材の味を楽しめますしカロリーも抑え気味にできます。

味覚を育てる離乳食にも

栄養満点でやさしい味のする野菜スープは離乳食にも使えます。

赤ちゃんの離乳食時期は、人の味覚を形成する上で大切。

素材の味を感じられる野菜スープはマストです。

離乳食初期は、野菜をやわらかく茹でたり煮たりと素材の味を活かすスープが主流となり、

後期からは、野菜だしやコンソメでスープに味をつけていきます。

コンソメは離乳食に使える無添加タイプを使いましょう。

忙しいママにとって、野菜スープは手軽に作れる救世主でもあります。

②おいしい野菜スープのベースはだし

おいしい野菜スープのベースとなる洋風だしです。

どんなだしを選んだらよい?ブイヨンやコンソメの違いはなに?などの疑問を解決しながら、和風だしとは違った洋風だしの使い方もご説明します。

・どんな洋風だしを選んだらいいの?

野菜スープのだしは基本的にブイヨンやコンソメなど洋風だしがおすすめ。

パッケージに、洋風だし、野菜だしなどと記載されているものです。

ポタージュやロールキャベツのスープ、スープパスタなどアレンジも豊富です。

市販では、ブイヨンもコンソメもこだわりの商品が販売されていて、中には無添加やオーガニックもあります。

メーカーによって味に違いがあるので、好みの洋風だしをいろいろ試してみるのも楽しいですよ。

・ブイヨン、コンソメの違い

ブイヨンとコンソメはよく利用する洋風だしではあるのですが、実際のところ何が違うの?と疑問に思ったことはありませんか。

二つのだしのベースは似ていますが、実は少し違います。

ブイヨンとはフランス語で「だし」です。牛肉や鶏ガラなどの肉と香辛料や野菜、ブーケガルニなどで煮出したもの。料理にコクを与えたり素材の味を活かすので、隠し味として使うのがおすすめです。

一方コンソメは、ブイヨンをさらに煮出してうま味や香りを強くし、塩などで味を整えたスープのことです。ブイヨンよりもしっかりとした風味や味があるので、料理にコンソメ味をつけたいときに使うのが一般的です。

どちらも基本的なベースは同じですが、コンソメの方が味は強く、ブイヨンは控えめ。料理によって使い分けたり、それぞれを代用することもできます。

ブイヨンの代わりにコンソメを使う際は、味付けを控えめに。

コンソメの代わりにブイヨンを使用するときは、塩などで味をしっかり整えましょう。

③野菜スープに使うだしはどこで買える?

洋風だしはスーパーや食材専門店で購入できます。

洋風だしや野菜だしを比べながら選びたいときは、インターネットショッピングもおすすめですよ。

鰹節や和風だしを取り扱っているショップでも、こだわりの洋風だしを販売しています。まとめ買いなどのサービスを活用すれば、おうちでも常備しておけますね。

おすすめなのが、こだわりの和風だしを製造しているショップの「野菜だしパック」。

うま味が凝縮されていておいしく、パックになっているので簡単に調理できます。こちらのだしは、職人技が光る丁寧な製法で作られています。

保存料、化学調味料不使用 やさしいコンソメの野菜だしはこちら

④野菜スープの基本的な作り方

野菜スープの基本的な作り方をご紹介します。

材料は日常でよく使う栄養価の高いものをピックアップしましたが、冷蔵庫の余った野菜を使ってもOKです。

簡単に作れるので、毎日の食事や、おかずがもう一品欲しい時の参考にしていただけるとうれしいです。

<材料>(4人分)

・キャベツ 葉2枚

・にんじん 1本

・玉ねぎ 1個

・じゃがいも 2個

・ブロッコリー 適量(8房程)

・水 800ml

・野菜だし(コンソメ) 水の分量に対し適量

・バター 大さじ1

<作り方>

1.キャベツ、にんじん、玉ねぎ、じゃがいもを1cm角に切る。

2.ブロッコリーは食べやすいサイズにする。

3.鍋にバターを溶かし、キャベツ、人参、玉ねぎ、じゃがいもを炒める。

4.野菜にある程度の火が通ったら、鍋に水、野菜だしを入れて煮込む。

5.野菜がやわらかくなってきたら、ブロッコリーを入れさらに5分程煮込む。

※野菜は同じサイズに切ることで食べやすくなります。味付けは野菜だし(コンソメ)の味のみです。お好みで黒コショウやガーリックパウダーを入れるとさらに味に広がりが生まれます。

⑤野菜だしで作るおいしい野菜スープレシピ

野菜スープの基本をおさえたら、アレンジを加えてみるのもおすすめ。野菜本来の味が楽しめるレシピを集めました。

春野菜たっぷりのポタージュ

旬の素材をたっぷりと入れたポタージュスープ。ポタージュはやさしい味に仕上がるので、子どもが喜ぶスープランキングでも上位です。

<材料>(2人分)

・新キャベツ(一口大にカット) 葉3枚

・新玉ねぎ(薄切り) 1/4個

・じゃがいも 中1/2個

・ホウレンソウ(一口大にカット) 葉2枚

・パセリ 少々

調味料

・バター 小さじ2

・野菜だしパック 1包

・水 200ml

・牛乳 200cc

・塩こしょう 少々

<作り方>

1.鍋にバターを入れ、玉ねぎがしんなりするまで炒める。

2.じゃがいも、キャベツ、ほうれん草を入れてさらに炒め、水と野菜だしパックを加えて煮る。

3.じゃがいもが柔らかくなったらだしパックを取り出し、粗熱をとってミキサーにかける

 ※だしパックを破って粉砕を入れてもOK

4.③を鍋に戻し牛乳を入れて温め、塩こしょうで味を整える

5.器に盛り付け、パセリをふりかけたら出来上がり

※おすすめポイント

旬に合わせた野菜を使えばさらにおいしさUP!野菜の甘みもあり、まろやかな味に仕上がりますよ。

・枝豆のヴィシソワーズ

粉末だしからそのまま煮込むだけの簡単なヴィシソワーズ。野菜だしと枝豆の相性も抜群ですよ。

<材料>(2人分)

・枝豆(茹でた状態) 100g

・じゃがいも 小1個

・水 200ml

・牛乳 100ml

・野菜だしぱっく 1包

・オリーブオイル 大さじ1/2

・ブラックペッパー・オリーブオイル  適量

<作り方>

1.枝豆を塩ゆでしてサヤから取り出す。

2.じゃがいもは皮をむき薄切りにして、フライパンにオリーブオイルを入れ炒める。

3.水、枝豆、だしパックの袋の中身を入れ、じゃがいもが柔らかくなるまで煮る。(枝豆は飾り用に3粒ほど残しておく)

4.粗熱が取れたら牛乳を入れミキサーにかけ滑らかにして、冷蔵庫で冷やす。

5.器に盛りつけたら飾り用に残しておいた枝豆を乗せて、お好みでブラックペッパーやオリーブオイルをかける。

※おすすめポイント

塩味は冷やすと強く感じるので温かい状態ではなく冷やしてから味を整えてみてください!

ポタージュやヴィシソワーズに使ったのは3種のハーブと白ワイン粉末を使った野菜だし

野菜だしは料理にも大活躍

野菜だしは、野菜スープのみならずさまざまな料理に使えます。

料理にコクやうま味を与えるので、ワンランクアップした味を楽しめますよ。

パスタやロールキャベツ、ミネストローネなど洋風料理のベースとしてだけではなく、いつもの料理の味変としても使ってみてください。

・海老とナスのトマトクリームライス

野菜だしを使えば、トマトクリームソースも本格的な味に仕上がります。お客様のおもてなし料理にもおすすめ。

<材料>(2人分)

・えび 10匹

・ナス (1~1.5cm輪切り) 1本

・玉ねぎ(みじん切り) 1/2個

・トマト 大玉1個

・ごはん 2膳

・野菜だしパック 1包

・にんにく(チューブ)2cm

・オリーブオイル 大さじ2

・生クリーム 50ml

・塩コショウ 適量

・パセリ 適量

<作り方>

1.海老は皮をむき背わたを取り、4匹は一口サイズにカットし6匹はトッピング用に置いておく。なすは1-1.5cmの輪切りに、玉ねぎはみじん切りにカットする。トマトは湯むきしてざっくり一口大にカットしておく。

2熱したフライパンにオリーブオイル大さじ1を入れなすとトッピング用の海老を並べて焼く。焼き色がついたら別皿によけておく。

3フライパンを火にかけオリーブオイル大さじ1と玉ねぎ、にんにくを中火で炒める。にんにくの香りがたち玉ねぎが透明になったら、一口サイズにカットした海老とトマトを入れ、トマトを崩しながら炒める。

4.トマトが崩れたら、だしパックの包みを破き中身をそのまま入れ、焼き色を付けておいたなすも投入し弱火で3分程煮詰める。

5.④に生クリーム、塩、こしょうを入れ味を整えたら出来上がり。

6.カレーライスの要領でお皿に盛りつけて、トッピング用に残しておいた海老をのせたらパセリをふりかけて完成。

※おすすめポイント

トマトクリームはパスタと合わせても相性抜群です。

⑦旬の野菜を使った「野菜スープ」で毎日の食事に彩を

レシピも豊富にある野菜スープは、毎日の生活で積極的に摂り入れたい料理です。

旬の野菜を使えば、季節を感じながら素材の味や甘さを堪能できる楽しみがあります。

色もきれいなので、食卓にも彩りを与えてくれますよ。

ぜひ参考に野菜スープを積極的に摂り入れていただけたらうれしいです。